山口市 生前整理 アドバイザー【デジタル終活 デジタル出版 デジタルシニア編集長】定年後の人生の物語を「最高のデジタル資産」に編集・昇華。 古いネガやVHSのデジタル化からプロの構成による自分史動画制作、終活事務までトータルサポート。 長年のキャリアを持つプロがあなたの想いの継承を全力で支援します。
「自分のこれまでの人生を振り返りたい」「家族に生きた証を残したい」――。そんな想いから「自分史」作りに興味を持つ方は増えています。しかし、いざ始めようとすると、「何から書けばいいのか分からない」「きれいなレイアウトにする自信がない」と、最初の一歩で立ち止まってしまうケースも少なくありません。
そこで役立つのが、自分史の「テンプレート」です。
テンプレートを使えば、決められた項目を埋めていくだけで、誰でも整理された美しい自分史を作ることができます。しかも、インターネット上には無料で高品質なテンプレートがたくさん公開されています。
この記事では、2026年最新の情報に基づき、「無料で使える自分史テンプレートのおすすめ5選」を厳選。Word(ワード)、Excel(エクセル)、PDFといった形式ごとの特徴や、選び方のポイントを徹底比較します。
「お金をかけず、楽に、素敵な自分史を作りたい」と考えている方は、ぜひ最後までお読みください。あなたにぴったりの「人生の地図」が見つかるはずです。
自分史テンプレートを使う「3つのメリット」
テンプレートを紹介する前に、なぜテンプレートを使うと挫折しにくいのか、そのメリットを再確認しておきましょう。
1. 構成(見出し)に悩まなくていい
自分史の挫折理由で最も多いのが、「何を書けばいいか分からない」というもの。テンプレートには、「誕生」「幼少期」「学生時代」「社会人時代」といった、一般的な見出しがあらかじめ用意されています。それに沿って記憶をたどればよいため、構成をゼロから考えるエネルギーが不要になります。
2. デザイン・レイアウトのプロ並みの仕上がり
文章が書けても、それを読みやすく配置するのは意外と難しいものです。テンプレートはプロがデザインしているため、文字を入力し、写真を挿入するだけで、見栄えの良い、冊子のような仕上がりになります。家族に見せる際にも誇れる一冊になるでしょう。
3. デジタルデータとして修正・保存が自由
多くの無料テンプレートはWordやExcel形式のため、作成後も何度でも修正が可能です。「後から新しいエピソードを思い出した」という場合も、簡単に追記できます。また、デジタルデータ(PDFなど)として保存すれば、劣化することなく永続的に残せます。
徹底比較!無料で使える自分史テンプレートおすすめ5選
ここからは、実際にダウンロードして使える無料テンプレートの中から、使いやすさとクオリティで選んだおすすめの5つを紹介します。それぞれの形式(Word、Excel、PDF)による違いも踏まえてご覧ください。
【おすすめ1:Word形式】王道の「本」タイプ。文章主体で語りたい人へ
テンプレート名: (例:Microsoft公式自分史テンプレート(冊子型))
特徴: まるで市販の文庫本のような、縦書きの本格的なレイアウト。
こんな人におすすめ:
しっかりと文章で自分の想いやエピソードを伝えたい。
Wordの操作(文字入力、写真挿入)に慣れている。
将来的に印刷して、本として家族に配りたい。
Word形式の最大のメリットは、文章の編集がしやすいことです。このテンプレートは、見出しごとにページが分かれており、思いついたところから書き進められます。写真もドラッグ&ドロップで挿入でき、レイアウトの微調整も比較的簡単です。文字数が多い重厚な自分史を目指すなら、 Word形式が最適です。
【おすすめ2:Word形式】雑誌風で読みやすい。写真と一言エピソードで構成
テンプレート名: (例:デザインテンプレート(ビジュアル重視型))
特徴: 旅行雑誌やファミリーフォトアルバムのような、横書きで明るいレイアウト。
こんな人におすすめ:
文章をたくさん書くのは苦手。
思い出の写真(またはイラスト)をメインに配置したい。
孫や子どもが喜んでめくるような、楽しい一冊にしたい。
同じWord形式でも、こちらはビジュアルを重視したタイプです。1ページに1〜2個のエピソードを、大きめの写真と100〜200字程度の文章でまとめていきます。見開きでパラパラとめくるのが楽しく、読み手の負担も少ないのが特徴。写真と短いキャプション(解説)で人生を振り返りたい方に、ぜひ使ってほしいテンプレートです。
【おすすめ3:Excel形式】年表主体でスッキリ。事実に基づき整理したい人へ
テンプレート名: (例:自分史年表テンプレート(Excel版))
特徴: 西暦、年齢、その年の出来事(自分、家族、社会)が一覧になった、縦長の表形式。
こんな人におすすめ:
まずはいつ何が起きたか、事実関係を正確に整理したい。
Excelの操作(行の追加、フィルタ機能)が得意。
仕事のキャリアや、趣味の記録を詳細に残したい。
Excel形式は、「自分史の土台作り」に最強のツールです。文章を書くというよりは、データを埋めていく感覚で、挫折しにくいのが特徴。「30歳の時に転職した」「その年、バブルが崩壊した」といったように、自分の歴史と社会の歴史を対比させながら整理できます。このExcel年表を完成させてから、Word形式へエピソードを肉付けしていくという二段構えのアプローチもおすすめです。
【おすすめ4:Excel形式】複数のキャリアを持つアクティブシニアに。地図と連動した「プロジェクト管理型」
テンプレート名: (例:フィールドエンジニア・海外駐在員向け「足跡」テンプレート)
特徴: 転勤や出張、海外駐在など、移動が多い人生を「場所」ベースで整理する表形式。
こんな人におすすめ:
複数の拠点を飛び回り、現場でミッションを達成してきた。
仕事のエピソードが特定の「土地」や「現場」と強く結びついている。
自分の歩んできた道(動線)を地球儀に刻むように振り返りたい。
これは、Excelの強みを活かした、少し特殊ですが強力なテンプレートです。項目に「場所(国・都市)」「ミッション(課題)」「期間」「写真」を設け、いつ、どこで、何を成し遂げたかを、まるでプロジェクト管理のように整理します。文章を書くのが苦手でも、「現場の事実」を埋めていくだけで、あなただけの泥臭く生々しい「知のポートフォリオ」が出来上がります。
【おすすめ5:PDF形式】手書きでじっくり。書き心地とアナログの良さを楽しむ
テンプレート名: (例:手書き用自分史ノート(印刷版))
特徴: おしゃれなデザインの質問形式の見出しが並んだ、印刷して使うノート形式。
こんな人におすすめ:
パソコンの操作が苦手、または億劫。
ボールペンでじっくり文字を書く時間が好き。
書き込んだ後の「筆跡」も、思い出の一部として残したい。
PDF形式は、デジタルで入力するのではなく、自宅のプリンターでA4用紙に印刷し、手書きで書き込んでいくタイプです。質問に答える形式(例:幼少期のあだ名は?、一番の宝物は?)が多いため、何を書くか迷うことがありません。アナログの良さは、その時の筆跡やインクのにじみが、言葉以上の感情を伝えることにあります。じっくりと自分と向き合いたい方におすすめです。
あなたにぴったりの「自分史テンプレート」選び方 3つのポイント
5つのテンプレートを紹介しましたが、どれを選べば良いか迷ってしまうかもしれません。あなたに最適なものを見つけるための、3つの判断基準をお伝えします。
1. 自分のITリテラシー(得意・苦手)に合わせる
パソコン操作に自信がないのに本格的なWord形式を選ぶと、レイアウト崩れを直すだけで疲れてしまいます。
パソコンが得意: Word(冊子型)、Excel(年表型)
スマホがメイン: 写真主体Word型(スマホアプリで編集)、Webブラウザ完結型
パソコンが苦手: PDF(手書き用)
2. 「文章主体」か「写真主体」かを決める
どのような形で人生を残したいかによって、テンプレートの適性は変わります。
自分の想いや哲学を語りたい: 文章主体のWord(縦書き)
思い出の写真やイラストを綺麗に残したい: 写真主体のWord(雑誌風)、Webアルバム型
事実(年表)だけを整理したい: Excel
3. 自分史を「何に使いたいか(ゴール)」を考える
完成した自分史の用途をイメージしましょう。
印刷して家族に配りたい: Word(印刷・製本しやすい)
自分一人の趣味として整理したい: Excel、PDF
20年先の後進へ「ナレッジ」として伝えたい、再就職に活かしたい: 場所と連動したExcel(第2フェーズへの布石)
【まとめ】まずは無料テンプレートをダウンロードして、3つの項目を埋めてみよう
この記事では、無料で使える自分史テンプレートのおすすめ5選を紹介しました。 Word、Excel、PDF、それぞれの形式に特徴があり、あなたの「ITスキル」「表現スタイル」「ゴール」に合わせて選ぶのが挫折しないコツです。
自分史作りは、壮大な作業に思えるかもしれません。しかし、テンプレートを使えば、それは「決められた枠を埋めていく作業」に変わります。
大切なのは、最初から100点を目指さないこと。
まずは、お気に入りのテンプレートを一つダウンロードしてみてください。そして、時系列を気にせず、思い出したエピソードから「3つの見出し」だけを埋めてみましょう。その一歩が、あなたの人生という物語を未来へ繋ぐ、確かな地図となります。
あなただけの、素敵な自分史が完成することを心より応援しています。
次回予告:なぜWord形式テンプレートで挫折する人が多いのか?
無料テンプレートを手に入れたものの、依然として「文章が書けない」「思い出せない」と立ち止まってしまう人は少なくありません。次回は、従来の「文字で書く自分史」が抱える落とし穴と、それを突破する新しいアプローチについて解説します。
第2フェーズ:新提案「Googleマップ×マッピング自分史」(6〜10記事)
第3フェーズ:AI活用による「ナレッジ化」と「ビジネス展開」(11〜15記事)