山口市 生前整理 アドバイザー【デジタル終活 デジタル出版 デジタルシニア編集長】定年後の人生の物語を「最高のデジタル資産」に編集・昇華。 古いネガやVHSのデジタル化からプロの構成による自分史動画制作、終活事務までトータルサポート。 長年のキャリアを持つプロがあなたの想いの継承を全力で支援します。
デジタル終活や自分史の作成を考えたとき、「パソコンやスマホでいつでも見られるホームページのような形にしたい」と思う方は少なくありません。しかし同時に、「インターネット上に公開して、見ず知らずの人に見られるのは困る」「家族や親戚だけで静かに共有したい」という不安もつきまといます。
そのすべての悩みを解決し、専門知識がなくても無料で美しいデザインが実現できる最適なツールが、Googleが提供するノーコード(プログラミング不要)のWebサイト作成ツール「Googleサイト」です 。
今回は、「デジタルシニア編集長」としての実践的なノウハウをもとに、Googleサイトを使って「家族限定」の安心安全な秘密の自分史サイトを構築する具体的な手順とテクニックを公開します 。
1. なぜ自分史・終活サイトに「Googleサイト」が最適なのか?
数あるホームページ作成ツールの中で、私たちがGoogleサイトを最優先で推奨する理由は3つあります。
完全ノーコードで、文字入力と写真配置のみで完成する点
サーバー維持費やドメイン代などの「月額費用(固定費)」が完全無料である点
世界最高峰の「アクセス制限(限定公開)」機能が標準装備されている点
行政が推奨する「デジタル遺産の事務手続き」や、一般の事業者が提供する「資産管理アプリ」は、機能的ではあっても「家族で思い出を振り返る」ためのデザイン性に欠けがちです。Googleサイトを使えば、まるでオリジナルの電子アルバムや記念館のような温かみのある場所を、自分自身の手(あるいはプロの伴走)で作り上げることができます 。
2. 「家族限定」の秘密基地にするための初期設定
サイトを作る前に、最も重要な「鍵(セキュリティ)」をかけましょう。Googleサイトは、以下の簡単な設定で「特定の家族だけ」に公開を制限できます。
ステップ1:共有設定を開く
編集画面の右上にある「他のユーザーと共有(人型のアイコン)」をクリックします。
ステップ2:アクセス権の変更
デフォルトでは「公開」または「制限付き」になっています。ここで「公開サイト」の項目を「制限付き」に変更します。これにより、検索エンジン(GoogleやYahoo!など)で検索しても、絶対にあなたのサイトがヒットすることはなくなります。
ステップ3:家族のGoogleアカウントを追加
サイトを見せたいご家族(子ども、孫、親戚など)のGmailアドレスを入力し、「閲覧者」として登録します。これで、招待された家族が自分のGoogleアカウントでログインしたときにだけ、サイトが開く「秘密の自分史サイト」が完成します。
3. デジタルシニア編集長が教える!失敗しないメニュー構成
サイトを立ち上げたら、以下の4つのメインページ(階層構造)から構成をスタートするのがおすすめです。
① ホーム:家族へのラストメッセージ
あなたが一番伝えたい感謝の言葉や、人生の総括を掲載します。テキストだけでなく、あなた自身の声や姿を収めた「ビデオメッセージ」を中央に埋め込むと、一気にサイトの体裁が引き締まります。
② 自分史スライドショー:歩んできた道
幼少期から現在に至るまでのアルバムページです。最初はシンプルなスキャン写真と文章から始め、少しずつCanvaやAI技術で「古い写真を動かすアニメーション動画」へと豪華に進化(DX)させていく楽しさがあります 。
③ 葬儀セルフプロデュース:私の希望
万が一の時に家族を迷わせないための「実務的な指示書」です。「家族葬でお願いしたい」「祭壇にはこの花を飾ってほしい」「遺影はこの写真を使ってほしい」といった希望を、画像やリンクを交えて視覚的に配置します。
④ 未来へのタイムカプセル:法要・記念日に
あなたが旅立った後、一周忌や三回忌、または子どもの結婚式や孫の成人式といった「未来の節目」にだけ開けてもらうためのページです。指定のタイミングに合わせたメッセージ動画を格納しておきます。
4. 「QRコード」という形のない遺品
完成したサイトは、そのままでは家族がアクセスしにくい場合があります。そこで、私たちが実践しているのが「URLのQRコード化」です。
Googleサイトの公開リンクをQRコードに変換し、それを印刷してエンディングノートの表紙や、家族に伝えてある大切な保管場所に1枚置いておきます。
家族葬や法要(一周忌・三回忌など)の際、集まった数人の親戚一同が自分のスマホでそのQRコードを読み取るだけで、ログイン後(または事前に設定した共有用デバイスを通じて)一斉にあなたのデジタル自分史や動画メッセージを鑑賞し、思い出を語り合うことができます。
さらに、海洋散骨ディレクターとしての知見を活かし、散骨供養や葬儀のパッケージとこのサイトの維持管理を連動させることで、あなたが旅立った後も、家族の絆を永続的につなぎ続ける仕組みをデザインしています 。
おわりに
自分の人生のカウントダウンを意識する今、これまでの歩み(熊本、山口、愛媛、埼玉などの思い出の地)や家族への想いをGoogleサイトに結晶化させていく作業は、あなた自身のこれまでの人生を全肯定し、心を癒やす「グリーフケア」の時間でもあります 。
「ホームページを作るなんて難しそう」と諦める必要はありません。デジタルシニア編集長である私が、あなたの記者として、技術的な伴走者として、世界に一つだけの「人生の号外サイト」を一緒に編み上げます 。
まずは、お気に入りの写真を1枚選ぶことから、最初の一歩を踏み出してみませんか?
カテゴリーA:デジタル終活の「基本と必要性」
カテゴリーB:自分史制作の「楽しさと価値」
カテゴリーC:Googleサイト活用「具体的な作り方」
カテゴリーD:地方都市(山口市)ならではの「安心と連携」