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「追悼アカウント管理」や「故人アカウント」制度を利用する
iPhoneの場合: 「設定」>「パスワード」を開きます。ここで顔認証(Face ID)を通せば、保存されている全サイトのIDとパスワードがリストで表示されます。これを手書きでメモするか、別のスマホで撮影してください。
Androidの場合: 「設定」>「Google」>「パスワード マネージャー」を確認してください。
「追悼アカウント」や「故人アカウント」制度は、**「もしもの時に、自分のデータの管理権をあらかじめ指定した人に託す」**ための公式な仕組みです。
これらはサブスクリプションのような「有料契約」ではなく、**基本的には無料の「設定」**です。生前に本人が設定しておく必要がありますが、一部の機能はご遺族からの申請でも対応可能です。
具体的に、iPhone(Apple)とAndroid(Google)それぞれの仕組みと設定方法を解説します。
1. iPhone (Apple) の場合:故人アカウント管理連絡先
Appleが提供する「デジタルレガシー」プログラムです。設定した相手は、あなたの死後、Appleに申請することで写真やメッセージ、書類にアクセスできるようになります。
設定方法(生前に本人が行うこと)
「設定」アプリを開き、一番上の**自分の名前(Apple ID)**をタップ。
「サインインとセキュリティ」(または「パスワードとセキュリティ」)をタップ。
**「故人アカウント管理連絡先」**を選びます。
**「故人アカウント管理連絡先を追加」**をタップし、信頼できる人を選びます。
**「アクセスキー」**が発行されます。これを印刷するか、相手にiMessageで送っておきます。
故人が亡くなった後(遺族が行うこと)
故人の「アクセスキー」と「死亡診断書(戸籍謄本など)」を準備し、Appleの専用サイト(Digital Legacy)から申請します。
承認されると、故人のデータにアクセスするための専用のApple IDが発行されます。
2. Android (Google) の場合:アカウント無効化管理ツール
Googleのアカウントを一定期間使わなかった場合に、データを自動的に削除するか、指定した人にダウンロードリンクを送るかを決めておくツールです。
設定方法(生前に本人が行うこと)
Googleのアカウント無効化管理ツールにアクセス。
待機期間の設定: 「最後にログインしてから◯ヶ月経ったら」という期間(3ヶ月、6ヶ月など)を決めます。
通知する相手: データを託したい人のメールアドレスと電話番号を登録します(最大10人)。
共有するデータ: 写真、メール、ドライブなど、何を共有するか選べます。
自動削除の選択: 全ての手続きが終わった後、アカウント自体を完全に削除するか選べます。
故人が亡くなった後(遺族に起こること)
設定された期間、ログインが途切れると、Googleから登録された連絡先にメールが届きます。
メール内の案内に従い、本人確認(SMS認証など)を行うと、データのダウンロードができるようになります。
3. 注意点:パスワードマネージャーとの違い
「パスワードマネージャー」は、**「今スマホが開いている間に中身を覗き見るための場所」**です。
パスワードマネージャー: 今この瞬間に「Amazonのパスワードは何だっけ?」を確認するためのもの。
故人アカウント制度: スマホが壊れたり開けなくなったりしても、**「公式ルートでデータを譲り受ける」**ための将来の備え。
「これから」のためにできること
もし、運良く今スマホが開いているのであれば、「今すぐこれらを設定する」ことも一つの手ですが、まずは「パスワードマネージャー」の画面を自分のスマホで写真に撮っておくのが最も確実で早いです。