ようこそ【デジタルシニア編集長】 あなたの人生の物語を「最高のデジタル作品」に編集・昇華。 古いネガやVHSのデジタル化から、プロの構成による自分史動画制作(パソコン編集)、 終活事務までトータルサポート。長年のキャリアを持つプロが、あなたの想いの継承を全力で支援します。 MASAプランニングラボ
自分史づくりで多くの人が挫折する原因の一つが、「文章を整えようとして手が止まる」ことです。しかし、本来「人生を語る」ことは、誰かに思い出を話すときのような、もっと自由で温かいものであるはずです。
今は、スマートフォンのマイクに向かって話すだけで、驚くほど正確に文字に変換してくれる時代です。タイピングのスピードに縛られず、脳に浮かんだ情景をそのまま言葉にする。この「語り下ろし」の手法を使えば、1時間で数千字のエピソードを書き上げることも夢ではありません。
「話し言葉」のぬくもり: 綺麗に整えられた文章よりも、少しの「なまり」や「口癖」が混じった語り口の方が、後で読む家族にとっては「あなたの声」が聞こえてくるような感動を与えます。
記憶の鮮明化: 声に出して話すことで、脳の言語領域と記憶領域が同時に刺激されます。黙って書くよりも、当時の感情が乗りやすく、より深いエピソードが引き出されます。
身体的負担の軽減: 長時間のタイピングは目や肩、指先に負担をかけますが、音声入力ならリラックスした姿勢で、散歩をしながらでも執筆が進みます。
① ツールを選ぶ:Googleドキュメント ✕ 音声入力
最もおすすめなのは、Googleドキュメントの「音声入力」機能です。
パソコンでGoogleドキュメントを開き、「ツール」→「音声入力」を選択。
マイクアイコンをクリックして、ゆっくり話すだけ。
スマホ版アプリを使えば、ソファーに座りながらでも録音するように入力できます。
② 「インタビュー形式」で自分に問いかける
第17回の「質問リスト」を目の前に置き、誰かに聞かれているつもりで答えてみてください。 「当時の空はどんな色でしたか?」という問いに対し、目をつぶって、見えている景色を実況中継するように話すのがコツです。
③ 句読点や改行を恐れない
音声入力では、最初は句読点が入りにくいことがありますが、気にする必要はありません。まずは「素材」となる言葉を出し切ることが先決です。後から第15回のCanvaやGoogleサイトに流し込む際に、ゆっくり整えれば良いのです。
完璧な標準語に直す必要はありません。
感嘆符や「……」を活かす: 「あの時は本当に驚きました(笑)」といった、その時の感情が伝わる補足をあえて残しましょう。
音声データそのものを埋め込む: Googleサイトには、音声ファイル(MP3など)を直接配置できます。テキストの横に、あなたの「肉声」を30秒ほど置いてみてください。これこそが、将来の家族にとって「世界に一つだけの宝物」になります。
自分史の価値は、文学的な美しさではなく、その行間に滲み出る「あなた自身」にあります。音声入力は、あなたの脳と画面を直結するパイプです。
「書く」という高い壁を、「話す」という日常の動作で乗り越えていきましょう。今日、スマホに向かって「私の人生は……」と第一声を